あなたは大丈夫?水虫になりやすい人の特徴
高温多湿の日本の気候風土、夏場になるとどうしても水虫患者の数は倍増します。でも100パーセント皆がなるというわけではありません。水虫患者になりやすい方には、ある共通点があるようです。
まず多いのが、家族が感染しているという共通点です。何しろすでに家の中に白癬菌があり付着するタイミングも多いため、逃れるのはかなりの努力が必要です。高温多湿を好む菌なのでバスマットなどの水回り製品は危険であり、バスマットは使わず自身のタオルで拭いてから出るようにした方がよいかも知れません。
水回りだけでなくカーペットなどにも角質が落ちていることもあります。カーペットはバスマットと違って乾燥しているのですが、その程度で死滅してしまうような弱い菌ではないのです。感染した家族にはスリッパを履くことを徹底してもらった方がよいかもしれません。靴下に更にスリッパもプラスすれば角質が落ちにくくなります。もちろんそのスリッパを共有しているようでは意味が無いので、それぞれ個人用を持つことです。何でも共有する仲良し家族ほど感染を広げてしまいがちです。数カ月の我慢ですからその間は徹底して素足が触れるようなものは別々で使うようにしましょう。
高温多湿環境は靴の中にも作られます。暑い夏でも関係なく革靴やパンプスで営業に走り回っている方の中にも水虫患者は多いです。脇や額だけでなく足の裏にも汗腺は存在しており、1日にコップ1杯程度の汗はかいているのですが、これらの靴は通気性が悪く、こもりがちで蒸れてしまうのです。せめてオフィス内ではサンダルにするなど通気性のよいものに変えた方がよさそうです。仕事靴は2足以上用意しておき、交互に履くことでしっかりと乾かす時間も設けましょう。
たとえ白癬菌が発生しても24時間内に洗い流せば無かったことになりますから、帰ってきてからきちんと指の間まで水で洗い流すことです。仕事で疲れていて面倒だからとそのままに寝てしまい、翌日にはまた同じ靴を履いていくといった生活をしていると感染者になってしまいます。今度は毎日薬を塗るといった手間まで増えるので、更に忙しくなってしまうことでしょう。汗を洗い流すのは気分がリフレッシュされてストレス解消にもよいのです。それに靴を丁寧に扱っているとそれだけ長持ちしますし、足のケアも水虫を初期段階で見つけるのに役立ちます。丁寧な暮らしができていない方というのは、水虫になりやすいかもしれません。